最近のフリーダイビングコンピューター事情

20年以上スキューバダイビングのインストラクターとして活動して、フリーダイビングインストラクターとして、そろそろ5年目に入ります。フリーダイビングのコンピューターは、扱っている世界的に有名なSUUNTO(スント)のダイビングコンピューターを利用しています。戦時中のコンパスから発祥したというスントのコンピューターは、早い時期にRGBMという先進の減圧アルゴリズムも搭載していて、現在も進化を繰り返しています。フリーダイビング用のダイビングコンピューター(ダイコン)は、D4Fというものがあります。今ではスキューバダイビング用のすべての機種にフリーダイビングモードが付いています。以前のフリーダイビング専用とスキューバダイビング兼用との違いは、サンプルレートでした。ログを記憶するとき、1秒おきに取るか2秒おきに取るかになります。デフォルトは、2秒おきになっている場合が多いので、1秒に設定変更をします。特にフリーダイビングでのサンプルレートの1秒か2秒の違いは大きいです。MAX水深にて、タイミング的にログを取るタイミングが増えるので1秒が欲しい所です。スキューバ兼用のダイビングコンピューターで、フリーダイビングのサンプルレートが1秒になっているのが、D5以降の機種になります。しかし、PCにて表示するログソフトは、2秒のままのようです。でも、1秒おきにログはとっているので、最大水深は、深い表示をしめしています。これも、面白い現象です。

私は、今までほとんどリストウォッチ型のダイコンを使っています。リストウォッチ型のダイビングコンピューターは結構高い値段しますので、常に利用したいと思っていて腕に巻いておきたい派です。ダイビングコンピューターの寿命は、だいたい年間50本前後スキューバをやっている時は、8~12年の10年前後です。今まで周りがチタニウム製を利用しています。プラスチック製は(昔のモスキートなど)寿命が短かった感じです。水圧により弱っていくのでしょうか。
最近は色々な色も選べますが、私が選ぶ基準は常に腕にしていることが出来るかが観点になります。ゴムのストラップですと初め1年、2回目は10ヶ月しか持ちませんでした。なので、以前使用していた最高級D9txはチタニウムブレスレットが税抜5万円しましたので、それに取り替えられず、自作の布ベルトを作りました。最近、フリーダイビングにも使えるD9txが半壊れで、スキューバダイビング時にログを取ってくれなくなったので、フリーダイビングの時に使えます。そこで、昨年スントのD5を購入しました。最新のダイコンでしたので、フリーダイビング時のサンプルレートは、1秒です。しかし、このダイコンは、充電式になります。充電式は、だいたい300回は充電出来ますが、1回充電して電池無くなるまで、およそ1週間+αになります。毎週充電しなくてはいけないとは思いませんでした。その他に、D5は、Bluetooth対応にて現地ですぐにログ情報がスマホにアップできて、ログ付けにとても便利です。伊豆にスキューバダイビングに行くときには、1泊2日が多いですが、1日目3ダイブ、2日目になると半分近く減っているので、充電したくなります。2日目2ダイブは、持ちましたが精神的に良くないです。スキューバの時は、予備ダイコンにします。充電池のもちが悪いので他のダイビングコンピューターをスントにて、物色していました。リストウオッチ型のD6I
NOVO ZULUの中身が最新化されています。この中で、インストラクターモデル(ベルトがスカイブルー)を購入しました。もちろん、このシリーズは、一般用もありますしベルトが初めから布ベルトという点が、お気に入りの所です。唯一、高くて長持ちしそうなチタニウムのDXは、買えませんでした。定価20万円超えているので。
(D9txとかはチタニウムなので定価は超えてましたが)
あと、10年くらい持ってもらいたいですね。

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Posted by ぽんた