フリーダイビングの団体について

2020年3月12日

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フリーダイビングの団体は、沢山ある。スキューバダイビングほどではないが、沢山ある。スキューバダイビングもそうだが、安全に関する内容が、変わってくる。スキューバダイビングでデータが集まって変わってきた事が、減圧症に関することだ。スキューバ大手のPADI、NAUI、SSIがあるが、初めは、飛行機搭乗は、エキジット後12時間とか18時間と言われていた。データが集まってきて、DAN(ダイバーズ・アラート・ネットワーク)が、24時間推奨と大々的に発表したのだ。その前に当然ある有名団体は、ダイブテーブルにシールを貼って下さいと新規購入用のテーブルには、ついていました。
フリーダイビングは、そういう機関(DANみたいな)がありません。
フリーダイビングの減圧症についても、データは公にされていませんが、選手の中では、50m以上潜るときには、酸素減圧は、実施する方がいます。
しかし、私の属しているPADIでは、20mから減圧症になる症例があるらしく20m以上の深度の潜水は、回数が制限されているテキストになっています。(イントラマニュアル)
他の昔からの団体など、そのような事はなく、昔自分で作ったのか、英語版を抜粋訳したのか、記述はありません。PADIは、英語版を本社で作成し各国の支社で各言語に翻訳して、出しています。PADIは、SSIよりも後発の最新の情報を盛り込めているはずなので、情報を取り込んでいれば、最新のテキストになります。
他にも色々とやらない方が良い事をAIDAがあとからあとから推奨していますが、そのひとつに、パッキングやネガティブCWT練習。もちろんPADIでは、パッキングを推奨しておらず、AIDAも遅れて推奨しないことを発表しています。PADIアドバンスドフリーダイバーでは、陸で息を全吐きしてフレンツェル圧平衡の練習はしますけど、水中ではやりません。
ネガティブCWTもPADIでは推奨しておらず、FRC練習を推奨しています。
昔からやっている人は、自分の身体の為にもPADIフリーダイバーからマスターフリーダイバーまで受ける事をお勧めします。
フリーダイビングの、FRCについていろんな団体(私が知っているのはPADIとAIDA)で教えます。水深30mを超える上級フリーダイビング用の水深ですとバルサルバの耳抜き方法だけでは難しく、PADIやAIDAでもフレンツェルやマウスフィルを教えてその水深に行けるように教えます。なので、フリーダイビング団体では、一部を除き上級フリーダイバー用の30mを超える水深の認定証があります。息止めと耳抜きがある程度出来る方は、水深10m(PADIフリーダイバー)や16m(AIDA2Star)まで簡単に潜れます。中級レベルのPADIアドバンスドフリーダイバー(水深20m)やAIDA3Star(水深24m)は、横潜水を練習してCWTの縦潜水も縦横潜水の息止め練習すれば取れます。水深30m以上の上級フリーダイバーを認定する団体では、このフレンツェルとマウスフィルが必要になります。
フリーダイビング団体色々ありますが、とても深い所の認定証もあります。
因みに、棒ショップの生徒向けテキストを見せてもらいましたが、「え?」でした。日本のPADIさんは、生徒用のマニュアルを提供しておらず、インストラクターマニュアルに書いてある事を伝えてくれとなっています。
インストラクターによって、全く違った内容になっていました。私のマニュアルは、フルフルに載せていましたけどね。(2019年7月中旬よりPADIはオンラインテキストになっています)

私のPADIフリーダイビング講習受けた方は、そういう点ではとてもラッキーだと思います。きっちりと、テキストを読んで下さいね。ボリュームありますけど。それから、学科講習をするので、沢山の事が学べます。
私の生徒さんは、PADIでフルテキストで受講出来て良いですね。(2019年7月中旬よりPADIはオンラインテキストになっています)

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Posted by ぽんた